トライアスロンでよく使われる用語です。大会要項、競技説明会でも使われます。
用語 | 意味 |
アンクルバンド | レース中、足首に装着するバンド。 中にタイミングチップ(計測チップともいう)が入っており、スタート時間、フィニッシュ時間、スイム、バイク、ランの競技時間を計測する。大会側より選手に貸与される。 |
ウェーブスタート | スタートの際に、カテゴリー、競技力、年齢などにより選手をグループ化し、時差を設けてスタートさせる方法。スタート直後の混雑への安全対策に有効。 |
エイドステーション | 競技コース途中に設営され、水分や補給食等が供給される。大会スタッフから手渡されることが一般化している。 |
乗車ライン(マウントライン) | バイクに乗車できるラインのこと。 |
降車ライン(ディスマウントライン) | バイクを降車するラインのこと。 |
審判員(テクニカル・オフィシャル) | 競技を大会ルールに従い、適正に運営する人。競技が安全で公平に行われるように競技中の選手を見守り、不正行為があれば、協議、注意、警告、ペナルティを与えることができる。 |
ストップアンドゴー(SG)ルール | ドラフティング禁止のバイク競技中、ドラフティングなどの不正行為があった場合、審判員により宣告されるペナルティ。 宣告された選手は直ちに安全な路肩で停止し、降車後バイクを両手で持ち上げ、審判員の「ゴー」の合図を得て競技に復帰することができる。 |
セットアップ | トランジションエリア内に、バイク、ランシューズ等の競技に必要な準備を行うこと。 |
T1(ティーワン) | スイムからバイクへ移行するトランジションのこと。スイムフィニッシュ位置からバイク乗車位置までがその範囲。 |
T2(ティーツー) | バイクからランへ移行するトランジションのこと。バイク降車からランスタートまでがその範囲。 |
ドラフティング | おもにバイク競技で先行する選手の直後を走り、スリップストームを利用し、また先行する選手を風よけとして、競技を有利に展開する戦術。エイジグループでは禁止されている。ITUワールドカップなどのエリートレースでは公認される場合が多い。 但しスイム、ランにおいては、エイジグループ、エリートともドラフティングは禁止されない。 |
トランジション | スイムからバイク、バイクからランへと競技種目を転換すること。ここでの速さがタイムに影響するため、トライアスロンの「第4種目」と言われることもある。T1、T2とも言われることがある。 |
トランジションエリア | トランジションを行う場所。コースの一部であり、選手以外の立ち入りは厳しく制限される。バイクラック、トイレ、更衣テント、エイドステーションなどが設置される。 |
トランジションオープン | トランジションエリアが開放される時間、または開放されている状態のこと。この時間内はトランジションリアに入場でき、セットアップを行うことができる。 但し入場できるのは選手または許可を得た者のみ。 |
トランジションクローズ | トランジションエリアへの入場が禁止となる時間のこと。 競技中の選手以外は入場することができない。 この時間までにセットアップを完了し、エリアから出なければならない。 |
フィニッシュ | ゴールと同じ意味。トライアスロンではフィニッシュと言う。 トライアスロン競技が終了するフィニッシュの他に各競技(スイム、バイク)の終了もそれぞれ、スイムフィニッシュ、バイクフィニシュと言う。 |
フィニッシュライン | フィニッシュする位置。胴体がラインの上を通過した時にフィニッシュしたとみなされる。フィニッシュタイムや順位もここで測定される。 |
レースナンバー | 大会ごとに選手に付与される識別記号。ウェアにつけるこの番号を書いたもの(紙および布製)をナンバーカードと呼ぶ。ゼッケンと同じものだか、トライアスロンではゼッケンとは呼ばない。 |
ローカルルール | 競技は基本的に「トライアスロン競技規則」に基づいて競技が行われるが、大会独自に取り決めた競技規則が適用される場合がある。これをローカルルールと呼ぶ。募集要項や選手案内に掲載されるので、必ず確認すること。 |