すっかり秋の空気となった10月8日、東扇島東公園かわさきの浜において、川崎市トライアスロン協会主催「東扇島アクアスロンチャレンジ」を昨年に続き開催しました。まず9時から、海で効率よく安全に泳ぐためのスイム講習会を1時間。休憩をはさみ、10時15分からカテゴリー毎のアクアスロンチャレンジを順次スタート。集まった参加者は10数名と少数でしたが、始終和気あいあいとしたフレンドリーなムードで、スイムとランへのチャレンジを楽しんでいただきました。
●丹三枝子講師コメント
「スイム講習会では、まず着やすく泳ぎやすいウエットスーツの着用方法、海で泳ぐ前の水慣れ、ブイを見て前方を確認すること、苦しくならない呼吸方法などをレクチャーしました。水中での練習では、ブイの回り方、他の競技者と接触した時の対処方法、そしてバイクやランに向け体力を使い切らない楽な泳ぎ方などを実践。続いてアクアスロンチャレンジで泳ぐコースを周回していただき、最後は各自で10分泳のウォーミングアップを行ないました」
●三井はるみ審判長コメント
「今回のアクアスロンチャレンジでは、最初に実際のレースでよくある周回数不足、アンクルバンド忘れ、トランジション迷子などのトラブルと、それを防ぐ注意点を説明しました。これには、初心者だけでなく競技歴が長いベテランの方も熱心にうなずいていました。スイム競技中は全員が講習会のポイントを意識し、それぞれ無理のないペースで楽しむ様子が見られました。参加された皆さん全員がお互いに労り合い、笑顔のフィニッシュを迎えられたことが、審判長としても最高に嬉しかったです。運営面では、少ない備品とスタッフでコース作りを行なう創意工夫と担当兼務で協力し合い、安全に大会を終わらせることができました。もう少し参加者を増やしたいところですが、大規模なイベントでは実現しがたい和気あいあいとした楽しさを実感できた、貴重な一日になりました」
●松村一彦実行委員長コメント
「参加人数が少ないため、ガッカリする方もいらっしゃるかと心配しました。けれど、フタを開けてみれば少人数ならではのフレンドリーな空気に包まれ、参加者同士が声をかけ合い、大会を盛り上げてくださいました。競技中は苦しそうだった方も、終始笑顔だった方も、フィニッシュ後は全員が充実感を味わった様子で、たいへん嬉しく思いました。小規模でも、こういったイベントを開催する意義と手応えをあらためて感じました。このイベントを継続するには、もう少し参加者数を増やすことが課題です。かわさきの浜の海は足が着き、波がなく穏やかで水質もよくオープンウォーターに慣れていない方にはマッチしています。特に初心者の皆さんは、海で泳ぐ恐怖感を払拭する絶好の機会になります。今回少なかったキッズの皆さん、そしてトライアスロンに興味があるがなかなか踏み出せない皆さん、ぜひ来年は参加をご検討ください」
●アクアスロンチャレンジ参加者内訳
カテゴリーB:小学生:スイム100m(100m×1)、ラン1km(500m×2)2名
カテゴリーC:一般:スイム200m(100m×2)、ラン2km(1km×2)2名
カテゴリーD:一般:スイム400m(100m×4)、ラン4km(1km×4)8名
※公式リザルトは、参加された皆さんに送付しました。
主催:川崎市トライアスロン協会
協力:一般社団法人神奈川県トライアスロン連合、横浜市トライアスロン協会、川崎みなと祭り実行委員会